はだ農園

針尾汐風みかん



面積を変えずに収入倍増

こんにちは、はだ農園です。

少し汗をかきはじめて、ビールがおいしい季節になってきましたね。

今回は前回のブログで触れていた年収を上げる方法を仕組化して紹介していきたいと思います。

最近はよくネットなどで収入の上げ方などの記事を見ますよね。見ていて納得できる部分もあるんですけど、どうもしっくりこない印象はないですか?私もそうなんです。それがなぜかと考えたら、前提に農家さんの記事ではないからなんだと思いました。確かに数多くの農家さんに取材して書かれたものかもしれませんが、やはり微妙な違和感を感じることがあります。それが悪いというつもりは全くありません。ただ、農家である私が実際の体験を通して、皆さんに同じ目線でお話しできることがあるんじゃないかと思うようになりました。ですので、これが正解ではないかもしれませんが、1つの例として考えて頂けるとさいわいです。

ただ私はこのやり方で、みかんを高単価の契約栽培することができました。今から紹介するのは全て事実であり私の体験談です。

ちなみに私は部会など何の組織にも入っておりません。組織に入っている方は、そもそもできないお話となりますのでご了承ください。しかし、収入をあげることは共通としてできる内容と思います。それでは参りましょう。

契約栽培までの道のり

まず言っておきたいのは、この契約栽培は私の努力だけでは達成できませんでした。取引先や商品を置いて下さる店舗、様々な方のご縁で作られてきたものです。ただそこの中心にはしっかりとした『価値のある商品』がありました。

ゴールを先に決めろ

まず収入が増えるためにはどうなればいいのか最終目標を先に考えてください。私の場合それが契約栽培でした。土地拡大で収入を増やすという考えもあるかもしれません。しかし、私の中でそれをしてしまうと労働力の分散により管理不足で品質が向上せずそこそこのものしかできないと思いました。組織に入っている人は土地拡大の選択からでもいいと思いますが、何のブランドもない個人では品質が全てです。土地拡大は契約栽培できたあとにおこなうものだと考えました。

骨組みを作り、肉をつけろ

目標が決まればそこへの道のりを逆算して骨組みを作っていきましょう。私の場合最終目標が契約栽培でしたので、逆算するとこうなります。

付加価値をつける→数を増やす→安定的に作る→自分で価値を決めて消費者の評価をみる→商品を売り込む→契約する

こうするとやることが明確になりますよね。さらに肉をつけ、より具体的にしていきます。

品質を上げる→収量を上げる→毎年ほぼ同じ品質に揃える→自分で値段をつけて全国発送し好評を得る→特徴的な売り方をしてインパクトを与える→今までのプロセスと商品を提示して契約を得る

こんな感じです。ここで大事なのは契約の交渉の場で商品だけでなく今までのプロセスも掲示できるようにしておくということです。せっかくやってきたことをうまく説明できないとチャンスを逃すことのなります。いつかくる勝負の時のために準備はできる限りしておきましょう。

『針尾汐風みかん』ができるまで

『針尾汐風みかん』とは私が契約栽培を始めるときに取引先からアイデアをいただき付けさせてもらったみかんの名称です。とても響きもよく気に入っています。上記では契約までのプロセスを説明しましたが、ここではそれになぞらえて私が何をしたかを紹介したいと思います。ぜひ参考にしてみて下さい。

品質を上げる

まずは何といっても品質です。そこでみかんで全国トップレベルの糖度を目指そうと思いました。目標は14度、そのためにはタイベックシートという特殊なシートが不可欠でした。ですがそのシートはすごく値段が高いんです。最初の一年目は夜にバイトしてお金を貯めて買いました。その後は徐々に出た利益の中から買えるようになりました。それと同時に、ミカンの樹に葉面散布を一年中かけて甘さだけじゃなく、コクを出せるようにもしました。私の地区はみかん栽培がとても有名なところでまさに全国トップクラスのみかん産地です。ですので、糖度もそうですが、いろんな技術や情報を周りの方々に聞いて自分の栽培に活かしました。

収量を上げる

これは品質を上げるのと重なることもあるのですが、葉面散布をして花・実の確保につとめました。また、管理を行き届かせて玉のサイズを揃え、薬も適期にかけ秀品率を上げました。

毎年ほぼ同じ品質に揃える

これがほんとに大変です。みかんには成る年(表年)と成らない年(裏年)がありそれが交互にきます。それにより栽培管理を年ごとで変えることがあります。それが当たり前なんです。ですが、それでは契約したときに安定生産できなくなります。なので自分なりに考えて毎年同じ時期に同じ作業をして年ごとに差がないように心がけました。そして、数多くの葉面散布などで樹を疲れさせないことも意識しました。とても大変なことですが、そのかいあって安定的に毎年みかんができるようになり表年と裏年があまりないようになりました。ここまで5~6年ほどかかったと思います。

自分で値段をつけて全国発送し好評を得る

自分なりに納得できるみかんが作れるようになりました。そしたら今度は腕試しで個人で発送してみようと思いました。やり方は全く分かりませんでしたが、毎年親戚にみかんを送っているのでその中に価格や作り方やこだわりを記載したパンフレットを入れてみました。最初の年の注文は2件でした(笑)。そこから8年今では口コミだけで全国から500件を超える注文を頂いております。確かな手応えを感じました。

特徴的な売り方をしてインパクトを与える

もともと親の代からの出荷先はあったのですが今後の展開に対して意見の不一致な所があり、新たな出荷先を模索していました。収量が増えてきた中で市内の市場に出すことにしたんですが、ただ出すだけでは味はよくても最大限のアピールができないと思い、思い切ってみかん箱を作り他との差別化をはかりました。その色が『黒』です。その日市場ではどよめきが起きたそうで、名前をすぐに覚えてもらいました。

今までのプロセスと商品を提示して契約を得る

その後、すぐに市場のとある青果会社さんがお話がしたいという連絡を頂き、うちにきて栽培方法からここまでの過程をお話しさせてもらい料金を含めお互い合意で契約栽培となりました。今は県内のイオン系列のスーパーや市内のショッピングモールで販売させて頂いてます。

まとめ

ここまで長々とお話ししてきましたが、結局成功したから言えることだと言われればそれまでです。それでも常に考えて努力していれば誰かが見てくれています。その努力を長年続ければ続けるほど見てくれている人が多くなり、その人の分だけチャンスは増えると思います。私も道半ばです。これからもたくさんの人に見て頂けるように頑張っていきましょう(^^)v

それでは、また。


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