こんにちは、はだ農園です。
今回はtabo研究所ということで『きゅうりの魅力』についてお話ししたいと思います。はだ農園でもメインの作物の1つとしてきゅうりを栽培しているのですが、私自身きゅうりのことをどれだけ知っているのかと聞かれたら少しドキッとしてしまいます(笑)。ですので今一度きゅうりの歴史や栄養素などを学んで基本に立ち返ろうかなと思います。
『きゅうりを栄養がない食べ物』と思っているそこのあなた!に届けたい。本当のきゅうりの魅力を(^^)vきゅうりにもしっかり栄養が含まれているんですよ。またきゅうり農家がおススメするきゅうりの食べ方も紹介したいと思います。今回のブログは楽しそうですね(笑)。
それでは、参ります!
きゅうりについて
物事を知るにはまず生い立ちからと言いますよね。...言うんです(笑)。ですのでまずはきゅうりの生い立ちについてお話ししていきたいと思います。想像力を膨らませながら読んでみて下さい。

原産地と種類
きゅうりの発祥はインド北西部のヒマラヤ山麗とされています。山麗を分かりやすく言うと山と平野の境界線当たりのことです。気候的には熱帯・亜熱帯気候に分類される所です。ヒマラヤと言えば寒そうに感じますがそれは上の方で、下の方は森林が広がり多くの生き物が生息しています。
きゅうりの適温は22~28℃とされており、夜温は17~18℃ぐらいがいいとされています。夏が旬なイメージですが、さすがに40℃を超えると生育が悪くなり支障をきたします。まぁ栽培している側としては温度もですがきゅうりには湿度が大事だと思います。少々温度が高くても湿度があればきゅうりの生育は衰えることはありません。また寒さで言うと、7℃以下になると生育が止まり0℃をきると枯れてしまいます。
現在、世界では500種類を超えるきゅうりの品種があります。種類で言えば日本では主流となっている白イボきゅうりを始め、黒イボ、イボなし、花きゅうり、ピクルス用、ブルームなど様々です。皆さんが知っている普通のきゅうりはほぼ白イボきゅうりです。品種改良の技術も進んでおり、耐病性、高品質、多収量、安定性を兼ね備えた新品種のきゅうりが毎年のように開発されています。
歴史
古くは3000年前にインドで栽培されていたとされていて日本には1500年前ぐらいに中国から伝わったとされています。名前の由来は2つあり、1つは熟すと黄色くなることから『黄うり』というのが語源であるとされ、もう1つは胡の国から中国に伝わった瓜ということで『胡瓜』となったとされています。どっちもありそうな話しですよね(^^)v
きゅうりは江戸時代半ばまで苦くてとてもじゃないですがおいしいものとは言えず人気がありませんでした。要するに嫌われ者の野菜という位置付けだったのです。ですが江戸後期から明治にかけて品種改良により今のきゅうりに近いものが出回るようになり食卓に定着しました。
ギネス記録
皆さんはきゅうりがギネス記録に認定されているのを知っていますか?また何のギネス記録で認定されているか知っていますか?たぶん多くの人はきゅうりが『最も栄養がない野菜』と認定されていると思っているんじゃないでしょうか。・・・それは大間違いです(笑)!!
確かにきゅうりはギネスで認定されていますがその項目は『最もカロリーが低い果実』という項目で認定されています。・・・果実??そう、野菜の中でも果菜類であるきゅうりやトマトも果実とみなされ対象に入ってしまっているのです。しかもカロリーですから、そりゃ95%が水分であるきゅうりは低いに決まっています。個人的には誰かがきゅうりを陥れようとして申請したようにしか思えません(笑)。このギネスに枝葉がついて多くの方がきゅうりには栄養がほぼないと思われているのが現状だと思います。
きゅうりの栄養素
それではきゅうりにはどのような栄養素が含まれているのでしょうか。ここで説明できなければ本当に栄養がないと思われてしまうのでしっかりと説明していきたいと思います(^^)v

カリウム
きゅうりに多く含まれる代表的なものは『カリウム』になります。血圧を下げたり筋肉や神経の働きを調整したりする効果があります。また、利尿作用の効果もあり塩分過多の現代では摂取するのに大事な栄養素の1つでもあります。
きゅうりには100g当たり200mgのカリウムが含まれており、他の野菜で言うとキャベツやレタスと同等の含有量となっています。カリウムの1日の摂取目安として成人男性は2500mg、女性は2000mgほどだとされています。きゅうり10本分ってところですね(笑)。きゅうりだけで摂取する必要はありませんがきゅうりを食べることで着実にカリウムを摂取できることになります。ちなみにカリウムは溶けやすいのでできるだけ生で摂取できるものがいいとされています。サラダや野菜スティックにできるきゅうりにはもってこいですね(^^)v
ビタミンC
きゅうりにはビタミンCも含まれています。ビタミンCは美容や健康を維持・促進するものでコラーゲンの生成にも関与しています。コラーゲンが少ないと血管が脆くなり出血をを起こしてしまいます。また、抗酸化作用があり、がんや動脈硬化予防、老化防止にビタミンCが有効とされています。他にも血管・軟骨・歯などを正常に保ったり、日焼け防止や体の抵抗力を上げる働きもあります。
大昔の話しですが、16~18世紀の大航海時代に船員たちの間で流行った病があります。『壊血病』です。その病気はひどくなると心臓障害や呼吸困難を招き最悪の場合、死に至ることもあり恐れられていました。その原因がビタミンC不足によるものでした。人は体内でビタミンCを合成できないので食事で摂取するしかありません。そのころの船乗りたちの食事には偏りがあったため招いた病気だったと言えます。原因が分かってからは新鮮な野菜・果物をとることで改善されるようになりました。現在では考えられない病気ですね(^^)v
きゅうりには100g当たり15mgのビタミンCが含まれており、トマトと同等の含有量となっています。1日の摂取目安として成人男性・女性共に約100mgとされています。多めに摂取してもほぼ問題はないのですが、あまりに過剰な摂取をすると細胞死を引き起こす可能性があります。逆に少ないと貧血を起こしやすくなります。
最近はサプリメントで摂取する人も多いですが、ジュースやサプリメントなどで摂取した場合、吸収率が良すぎるために体内にとどまる時間が短く早い時間で排泄されます。できれば通常の食事で摂取して時間をかけて消化して体内に取り込む形がいいとされています。
ビタミンK
きゅうりにはビタミンKも豊富に含まれています。ビタミンKは血液凝固に大きく関係しています。肝臓内で血液凝固に作用するものが生成される時に補酵素として働くのがビタミンKとなります。他にも骨づくりに不可欠なものでもありますし動脈の石灰化を抑制したりする働きもあります。
きゅうりには100g当たり34μg(マイクログラム)のビタミンKが含まれており、野菜だったらレタス、他でしたら鶏の手羽元や卵黄と同等の含有量があります。1日の摂取量の目安として成人男性・女性共に約150μgとされています。ビタミンKは脂溶性ですので油と一緒に摂取すると吸収率が上がります。
シトルリン
皆さんに是非知って頂きたかったのですが、きゅうりはなんとスーパーアミノ酸『シトルリン』が含まれています!シトルリンはアミノ酸の1種で血液の拡張を助けたり血液改善を促す働きがあります。ですので、血流の改善や尿素サイクルを改善して利尿に関与するものです。血流が良くなるということで他に動脈硬化の緩和、運動能力の向上、冷え性の改善、むくみ防止、美容、記憶力・集中力の向上などに効果があるとされています。まさにスーパーがつくほど特別なアミノ酸なんです。
シトルリンは日本でスイカの中から発見されたものです。スイカに多く含まれていて、スイカの学名をもじって名付けられました。同じウリ科でであるきゅうりにもしっかりと含まれているというわけです(^^)v
きゅうりには他にもカルシウム、マグネシウム、ビタミンA、ナイアシン、葉酸、パントラン酸、フィセチンなど様々な栄養素が含まれています。
おススメの食べ方
きゅうりと言えばサラダや飾り物と言ったイメージがあるかもしれませんが以外と調理勝手がよく様々な料理に使えます。きゅうり農家ならではのきゅうりの食べ方をいくつか紹介したいと思います。

塩昆布和え
我が家では毎日のように食卓に並んでいる定番でありながら絶品の一品です。ごはんとの相性はもちろんのことお酒のおつまみとしても最高です。時間もかからず、さっと作れるのでまだ食べたことのない方は是非試してみて下さい(^^)v
作り方は、きゅうりを乱切りして塩でもみ、水気を切ります。それから、オリーブオイルとごま油を適量かけて最後に塩昆布と混ぜ合わせて出来上がりです。もうこれだけでごはん何杯でもいけます(笑)個人的にはオリーブオイルは多めに入れるのが好きです(^^)v
炒め物
これが意外かもしれませんが、新鮮なきゅうりは炒め物に入れて食べると食感があり最高のアクセントになります!よく考えてみて下さい。火を通して柔らかくなっても歯ごたえがあり食べやすいなんて炒め物にもってこいだと思いませんか?色味もいいですしね(^^)v
我が家では、皿うどんや焼きそばなどに普通にきゅうりが入っています。先程、栄養素のところでもお話ししましたが、油と一緒にきゅうりを摂取することはビタミンKの摂取率を上げることにもなるのでお勧めですよ。
漬物
なんだかんだ言ってきゅうりと言えば漬物ですよね。ほとんどが水分でできているきゅうりなので漬けるという作業を行えば味はしみ込みやすいと思います。また、新鮮なきゅうりは青臭くもないので漬けても変な雑味がでません。
色んなつけ方がありますが個人的に好きなのは浅漬けですかね(^^)v手軽ですし癖がなくて食べやすいです。面白い漬け方としては大きめのきゅうりの上下を少し切り皮をまだらにそいだ後、割りばしに縦に深く差して1時間ほどキンキンに冷やして浅漬けにします。・・・きゅうりの浅漬けバーの完成です(笑)。夏に食べたら最高ですよ!子供もアイスみたいに喜んで食べてくれます(^^)v
まとめ
いかがでしたでしょうか。きゅうりの魅力が伝わったでしょうか。普段きゅうりを食べるときにヘルシーと思うことはあっても栄養があると思って食べる方は少ないんじゃないかと思います。ただきゅうりにもしっかりと栄養は含まれていますし、食べればあなたの体の健康をサポートする力を持っている食べ物です。
しかもきゅうりは年中生産されていますし比較的安価に販売されています。夏なんか1本10円で販売されたりもしています。生産者としてはたまったもんじゃないんですが(笑)。スーパーできゅうりを見かけた際には安いからとりあえず買おうかな!ではなく、カリウムとろうかな♪ビタミンKとろうかな♪シトルリンとろうかな♪と思って手に取って頂くと買い物も楽しくなるでしょうし皆さんの食卓にきゅうりが増えることになり、それがきゅうりの生産者を応援することになると思います。
今後もおいしいきゅうりを作り続けていきますのでどうぞよろしくお願いします(^^)v
質問や感想がありましたら是非コメント欄へお願いします。
それでは、また。


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