こんにちは、はだ農園です。
長崎では乾燥続きの4月上旬から一転、雨が多い4月下旬を迎えております。みかんの木もたっぷりと水分が入り勢いを増して新芽が伸びてきました。それと同時に蕾が膨らみ場所によっては開花の時期を迎えています。
さて今回はみかんについて画像と共に紹介していこうかなと思います。思えば農園の紹介がきゅうりばかりでみかんは全くでした。みかんの季節ではないとしても、みかん担当の私としてはどこか切ないような思いでした(笑)。
これからはみかんも収穫に向けて成長していく過程が存分に楽しめる季節となりますので、皆さんに超高糖度のみかんがどういった努力や想いで作られているのかを紹介していきたいと思います。
はだ農園では4月下旬の新芽と花がある程度出揃ったときに花数調査を行います。その様子を画像と共に紹介していきますのでサラッと気軽に見てみてください。
それでは参りましょう。

まずは記入する用紙を作成します。ここで分かるのはみかんを畑ごとで管理しているということです。
なんとなく感覚でとか近くにある畑だから管理は同じでということでもみかんは作れます。ただ畑ごとに品種、樹の大きさ、土、排水、日当たりなど環境が違ってくるので、私は畑ごとで最大限のポテンシャルが出せるように細かく分けて管理するようにしています。


この畑はみかんの花がつき過ぎている畑です。いわゆる『着花過多』の畑です。着花過多の畑は新芽が少なく花に力が伝わりやすいので開花も早いです。
花が多くて良さそうに見えますが、多くつき過ぎると翌年はほとんど花がつかなくなります。これが『隔年結果』の原因を招きます。どうしても幼木は樹勢が強いのでこの傾向がでやすいです。
隔年結果をなくすために、『摘蕾』といって花をむしって来年の花がつく枝を確保したり、『摘果』で実をむしって樹への負担を減らしたりします。


この畑はみかんの花があまりついていない畑です。さっきと全然違いますよね。『不成り』と言ったりします。今年は何故か以上に不成の畑が多いです。こんなことは初めてです。
去年たくさん成り過ぎたか、4月の高温乾燥が影響しているのか原因は定かではないですが花がついていません。
はだ農園では毎年、ほぼ隔年結果しないのが特徴だったので非常に残念です。


この畑は、新芽と花がバランスよくきている畑です。こういう状態ですと今年もたくさんの実がなりつつ、新芽によって来年の花も確保できます。人工的に手を加えることも少なく作業効率もいい畑になります。
いつもはこの状態が多いんですが今年はちょっと様子が違います。やはり気候変動は植物にも大きな影響を与えているんじゃないかと思います。

畑を見回って結果を書きました。こんなに花が少ないとは!とにかく、ある花を大事に育てていかなければいけませんね。
いつもは摘果剤である『ターム』で所々実を落とすんですが今年はそんなことはできません。とにかく実を残すために葉面散布で少しでも生理落下を防ぎたいと思います。

最後に過去3年分のものを比較して傾向と対策を立てます。座ってじっくり考えるのも農家の大事な仕事です。あとは疑問に思うことがあるなら周りの方々に質問して解決していこうと思います。
今年はみかんにとっては厳しい年になると思います。まぁ農業やってて全てがうまくいった年なんてないんですけどね(笑)。できることを1つずつ着実にやっていきたいと思います(^^)v
質問や感想がございましたら是非コメント欄へよろしくお願いします。
それでは、また。


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