こんにちは、はだ農園です。
暖かくなり、こたつを外そうか迷う季節になりましたね。朝晩がまだ少し寒いので、まだ片付ける勇気でません(笑)。
さて今回は直売所についてお話しようと思います。20年前ぐらいからできだしたものだと思いますが今では飽和状態で少し地方に行くといたるところにあります。我が家でも18年ぐらい前から複数の直売所に出荷しています。
直売所には何があるのか、どういう仕組みなのか、また出荷する生産者のメリット・デメリットを紹介していきたいと思います。それでは参りましょう。
直売所の種類6パターン
直売所もそれぞれ差別化をはかるためいろんな形態のものがあり、消費者からすると楽しむ場ともなっています。大きく分けて6つに分かれます。
地産地消型
地元の農家さんが農産物を出荷して主に地元の人が購入する形です。オーソドックスなタイプで1番多い直売所がこの形態だと思います。近くの農家さんが出荷することが多いので地域の特色がよく現れるのが特徴です。
インショップ型
スーパーなどの一角に農家さんが出荷できるスペースがある形です。最近は地方のスーパーではどこでもよく見られます。多くのお客さんが買い物に来られる場なのでとても条件がいい場所だと思います。ただ、場所が限られているので登録できる人数が決められていることが多いです。また好条件の分、店側に収める手数料も他の直売所より高かったりもします。
マルシェ型
農家さんの農産物を一度回収して都市部で販売する形です。都市部での直売所は農家直送、新鮮など付加価値をつけやすいです。また、物価が高いため農産物も高く販売できます。ただ、輸送や都市部の店舗にコストがかかるため手数料も高くなります。経営する側もランニングコストが高いため始めるハードルは高いです。
組織運営型
JAや生産者の団体が運営する直売所です。普通の店舗もあるのですが中には直売所とは思えない地域上げての大型店舗もあります。そこでは農産物だけでなく加工品や地元の農産物を使った飲食店などもあり、観光名所となっています。また、雑誌や取材などにも取り上げられやすいです。
観光地型
道の駅などにある直売所の形です。地域性が強く、その地域ならではのものを見たり、買ったりできます。大規模にというよりは、観光がてらにというイメージが強いです。思わぬ掘り出し物が見つかるときがあります。
無人型
商品だけが置いてある直売所です。狭く、商品は少ないですが、人件費がかからない分びっくするような値段で販売されていることがあります。他の国ではありえない日本ならではの直売所です。
生産者から見る直売所
今度は私の経験もふまえて生産者からみた直売所のメリットとデメリットを考えてみたいと思います。
メリット
自分で値段を決められる
これが直売所の特徴であり最大のメリットです。農家さんが市場に出荷してよく言うのが『もう少し値段高くしてくれないかなぁ』です。しかし直売所では売れるかは別として価格は自分で決めれるのでストレスはなく、やりがいさえでてきます。
名前つきで出せるのでやりがいがある
農産物を自分の名前つきで出荷できる場所はそうありません。自分の商品を買っていただけると素直に嬉しいものです。また、名前を憶えてもらってリピーターになってくれるお客さんもできます。ささいなことかもしれませんがスーパーで無作為に選ばれるのと、名前を見て選んでもらえるのは生産者からすると全然違いますよ。
デメリット
売れ残れば0円
自分で値段をつけて出した農産物、売れ残ればもちろん0円です。日にちが経つと半額にしたり、回収して持って帰ることもあります。出荷量、値段はよく考えて出さなければいけません。また、直売所でよくあることとして生産者は地元の人が多いので農産物も同じになることがよくあります。天候も一緒なので収穫する時期も重なり、直売所の農産物に偏りがでることがあります。そんなときはみんな苦笑いです。
手間がかかる
農産物を小分けでラッピングしてシールを貼り直売所に持っていく、思ったよりも結構手間がかかります。手間の分利益が出ているのかを考えて出荷しないとかえって損することになるので気を付けねばなりません。
おススメな直売所の活用術
長年出荷してきた私なりの直売所の活用の仕方です。きゅうりでの話しですので、当てはまらない農産物もあると思います。本音すぎてあまり声を大にして言えないのですが、私はこういう基準で直売所にだしています。
A品は市場、B品は直売所
量をもっていないとできないことですが、基本的にB品以下しか直売所には出しません。競合は周りのスーパーになることが多いですが、A品では利益率が低いです。B品をスーパーより安く、市場のA品の値段と同じか少し高く売ることが大切です。もちろん手数料もふまえた上です。ですから、近いスーパーの同じ商品は気にかけておいてください。
ハウス栽培を活かす
これはハウス栽培の人限定です。露地の農産物は寒くなるとできなくなります。12月までは何とか暖かいうちに育った作物が収穫できますが、1月~4月は苗を寒い時期に植えられないので特定の農産物は(特に果菜類)ハウス栽培が独占できます。ハウスに暖房を使ったりと多くの経費がかかりますがしっかりと量を確保できれば安定して多くの利益を出すことができます。直売所での稼ぎ時です。
直売所は選んで出す
昔はいろんなとこに出して最大5店舗出していたのですが、今は2店舗に絞っています。多くの店舗に出せばたくさん売れていい気もしますが手間と時間を考えると効率が悪いことに気づきました。私の経営の中心は市場ですので直売所に時間を割くのは違うなと思いました。ですので、近くてお客さんの多い直売所とスタッフさんが親切で融通の利く複数店舗を持つ直売所に絞りました。これは私の意見です。もちろん直売所が経営の中心の農家さんは何店舗も出していると思いますし、都市部付近ではそのやり方で年商1億を超える方もいらっしゃいます。どちらも参考にしていただいて自分に合うやり方でいいと思います。
まとめ
まず直売所に興味のあるかたは近くの直売所に登録してみてはどうでしょう。だいたいの直売所は無料で登録できますし、年会費などもありません。是非自分の名前つきで商品が売れる喜びを感じてみて下さい。家庭菜園をして食べきれなくなったら直売所へ、売れたら嬉しくてもっと作ってしまう。そういう方も多いみたいですよ(笑)。直売所は生産者の農産物がないと成り立ちません。みんなで日本の直売所を盛り上げていきましょう。
質問や感想がございましたら是非コメント欄へよろしくお願いします。
それでは、また。


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