こんにちは、はだ農園です。
九州より先に関東が梅雨入りしましたね。なんか異常気象の前触れみたいで嫌な感じですね(笑)。
さて今回はおいしい農産物についての私なりの考えをお話ししたいと思います。あくまで個人の感想なので賛否両論あるかとは思いますが温かい目でラフな気持ちで見ていただければと思います(^^)v
実は私は『食』にはあまり興味がないんです。いきなりの暴露すいません(笑)。何を食べてもさほどリアクションもしないし、食べるのはとてつもなく早いし、次の日にはどんな味だったかも曖昧になります。特に調理したもの(食事と言ったらほとんどそうなんですが…)に関しての味には鈍感なんですよね。
そんな私でも農産物に関しては自称ですが鋭い味覚を持っています(笑)。ほんとかよとお思いでしょうが、農業を始めて16年いろんな農家さんのものを見て食べてきました。プライベートの食事というより仕事の一環として食べいるので集中力が違います(^^)vその中でほんとに美味しいと感じた野菜・果物にはいくつか共通点があったので、私の偏った意見ではありますが、ぼそぼそと独り言のように綴ってみたいと思います。
特別なものにはうま味がある
農産物のなかでも甘くて美味しいというものはたくさんあるんですけど、やっぱりインパクトに残るのはうま味があるものなんですよね。

うま味とは
人は基本味として甘味・酸味・塩味・苦味そして『うま味』の5つを持っています。うま味以外の4つは名前の通りの意味ですが、うま味に関してははっきり説明できない人も多いんじゃないでしょうか?
よく間違われるのは『うま味』と『旨味』の違いです。うま味とは他の基本味と同様に明確な物質があり、そのことを指しています。一方、旨味となると明確なものはなく感覚的なもの(見た目・香り・雰囲気など)となります。
うま味は日本人によって発見されました。世界から見ても、日本人はうま味に対して非常に敏感な味覚を持っています。だからこそ、日本の農業はうま味で勝負できるものだと思っています。
分かりやすく言うと、私はうま味のことを『奥行き』だと思っています。深い味わいってことです。説明できそうで説明できない味、それが人々にインパクトを与え魅了するんだと思います。
どうしたらうま味が出るのか
ここはすごく感覚的な話しになってしまうのですが、結論から言うと有機質中心の栽培で多くの過程を作り出すことに尽きると思っています。多くの過程とは土壌中での微生物の分解や植物内での光合成や植物ホルモンの分泌などこれらが活発になることによって農産物の本来持っているうま味が引き出せると考えています。
化学肥料などは即効性があり使いやすいですが、植物に反映されるまでの過程が少ないためにうま味が形成されにくいと思います。
うま味はコクに繋がる
うま味は『コク』という表現でも表されることがあります。私も表現方法としてよく使う言葉です。
はだ農園の農産物はお客様からコクが違うとよく言って頂きます。私も他の農産物との差別化として『コク』を重視しているので、それを感じて頂けるとほんとに嬉しく思います(^^)v冒頭でも言いましたが、コクは説明しにくいんですよね。その中でもお客様が自分なりに伝えようとしてくれる時の表情とか声のトーンとか話しの内容を聞くのが私の密かな楽しみだったりします(笑)。
『コク』が強いものは始めに口に入れたときのファーストインパクトがまるで違います。それが新規からリピーターになって頂ける秘訣であり、ファンを増やす要因だと思っています。
美味しい野菜・果物の見分け方
よくテレビなんかで美味しい野菜や果物の見分け方なんていうのがありますよね。例えばトマトだったらお尻の方に線が入っていたら甘いとか、スイカだったらしま模様がはっきりしてつるが枯れていないと美味しいとか他にもたくさん紹介されていると思います。
確かにその通りなんですが、私が思う見分け方はそれをも凌駕する見分け方なんですよね。ほんとに美味しいものはマニュアル通りではそう簡単には見つかりませんよ(^^)v

どこで、何を作っているのではなく誰が作っているのか
これが結構重要なんですよね。農業には産地というものがあり、産地ごとで作られる品目は偏ることが多いです。確かに大きな産地の農産物は品質はいいですし、知名度も高いと思います。ですが、例外としてこだわりを持って美味しいものを作っている小規模農家もいるんです。
是非分かって頂きたいのは、産地だからとか小さい農家だからとかではなく『誰が作っているのか』ということに目を向けて欲しいと思います。その農家の農産物から出るうま味はその農家だけのものです。ネットで全国から有名な農産物を頼むのもいいですが、意外と近場に目を向けると美味しい農産物が見つかったりしますよ(^^)v
そして、よく値段が高いものが美味しいと思われがちですがそれは1つの目安に過ぎないと思います。もちろん高いものが知名度や信用性が高いのは間違いないと思います。ですが、ほんとに美味しいものは値段関係なく食べたらすぐに分かりますよ。値段だけに捉われず自分で食味して美味しい農産物を作っている『誰か』を探してみましょう。
生産者が栽培理念(想い)を持っているか
皆さんはどう思うか分かりませんが私は『作っている物には必ず想いがのってくる』と思っています。工芸品や建築などいわゆる職人さんと言われる方がそうだと思います。誰にも流されずに己の知識と経験でひたすら自問自答して物を作っていく、そこには理念があり、信念がありますよね。
私は農家もそうであると思っています。そんなの昔の話しで古臭いと思われる方もおられるでしょうが何十年、何百年経っても物づくりの理念は変わりませんよ(^^)v勉強して、試して、失敗しての繰り返しです。それがいつか成功に繋がり、その膨大な過程が己の栽培理念(想い)となって作物にのってっくるんだと思います。
その想いが明確なほど必ず消費者に伝わるはずだと信じています。
消費者が過程を見ているか
図々しいですが消費者の方にもお伝えしたいことがあります。それは『美味しいものには必ず理由がある』ということです。先ほど言った生産者の栽培理念、分かりやすく言うと栽培方法を是非調べてその過程も見て商品を買って頂きたいんです。
昔と違って今はSNSなどで各農家さんの日頃の様子だったり考え方が見えるようになってきました。いくら農家さんがいいものを作り情報発信しても買い手が商品の表面上だけしか見ていないとなると、そこに大きな溝が生まれてしまいます。今は自分が知ろうと思えば何でも調べられる世の中なので、生産者・消費者ともに歩み寄りお互い良い関係で日本の農業を支えていきたいですよね(^^)v
まとめ
今回のブログは完全に私の偏った意見となってしまいました(笑)。ですが美味しい農産物の話しで言うと核心に近い話だと思います。
繰り返しになりますがテレビや雑誌で言うおいしい野菜や果物の見分け方とは基準の話しであり、それが全てではありません。
本当においしくコクがあるものは見た目だけでは判断できないんです。作る過程の手間、その人の理念(想い)を知ってからこそたどり着けるものだと思います。是非みなさんにも多くの生産者を知って頂き、その中で世界観が変わるほどの味と出会って、野菜や果物にもっと関心を持って頂けたらと思います。
私もまだまだ未熟者ですが少しでも皆さんに求めて頂けるような物を作れるように日々作物に向き合いたいと思います(^^)v
質問や感想がございましたら是非コメント欄へよろしくお願いします。
それでは、また。


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