こんにちは、はだ農園です。
今日は慌てて仕事していたら指をぶつけてしまい軽い突き指になりました。そんな若くないのに張り切るもんじゃないですね(笑)。
さて今回は露地栽培とハウス栽培の特徴をお話ししていこうかなと思います。以前私は農業を始める際には自分の好きな作物を作った方がいいと述べました。
ですがまだ農業に深く関わっていないとそれすらも選ぶのが難しいですよね。ですので、作物というよりまずは知識として露地栽培とハウス栽培について理解してみてはどうでしょう。それから作物を絞っていくのも1つの手だと思います。
今回もどっちがいいというよりはそれぞれのメリット・デメリットを紹介していきたいと思います。そのうえで、私がおススメする露地栽培、ハウス栽培の始め方を紹介させていただきます。最後まで是非読んでみて下さい。
それでは参りましょう。
露地栽培の特徴
日本でも、作付面積の多くの割合を占めています。はだ農園で言いますと、みかん・じゃがいも・水稲がそうです。私の経験をふまえながら紹介していきます。
露地栽培のメリット
比較的始めるときのリスクが低い
初期費用が少ないってことです。農業地帯での土地の貸し出し料はほんとに低いです。場所によっては無料で貸してくれるところもあるぐらいです。大きな費用がかかるとすれば農機具ぐらいですが、それも中古でよければ今の時代ネットで揃えられます。露地栽培は経費が抑えやすいです。
管理が楽
これは言い方が悪いかもしれませんが私の経験としては、すみませんがハウス栽培より全然楽です。特に葉物類・根菜類は楽です。以前私が家庭菜園で初心者の方におススメしたのもこれが1つの理由です。もちろん産地としてこだわって作っているところは手間も費用もかかるでしょうが、それでも同じ面積だったらハウスの方が何倍も大変だと思います。
休みがとりやすい
これも言い方が悪いかもしれません。ですが事実です。忙しいときはびっくりするぐらい忙しいと思いますが、それは主に定植期と収穫期です。管理期間などはかなり融通が利きます。大雨が降ると数日は畑に入れないなんてこともあります。
露地栽培のデメリット
多くの面積が必要
先程メリットとして作りやすいと言いました。ということは競合が多いんですよね。そうすると天候にもよりますが単価は比較的高くありません。つまり量で勝負です。
そのため、とにかく面積を広げなくてはなりません。
分かりやすい例として、ハウス栽培が難しい北海道の農家さんは露地栽培がほとんどです。北海道の農家さんの作付面積を調べてみて下さい。ほんとにすごいですよ。桁違いです!さらに単価が安いとされる海外の農家さんの面積を調べてみてください。笑ってしまいます(笑)。
このように露地栽培で生活しようとするならば『収益=面積の広さ』なんです。
天候に左右されやすい
露地栽培はもちろん屋外にあります。ですので大雨、干ばつ、台風、寒害など自然の影響を100%受けます。ですので災害が起きた時に自分の畑だけ大丈夫だったということはあまりありません。もれなく地域中で被害を受けます。
露地栽培では、安定した天候で豊作を願うばかりです。
また収穫時期では雨が降ると収穫できません。それが何日も続くとなると品質にも影響してきます。
雇用しにくい
面積が多くなると人手がほしくなりますよね。しかし露地栽培では先程述べた通り労働力が集約化します。忙しい時期と忙しくない時期の差が激しいので雇用が難しいです。短期の雇用が毎年見つかるならいいのですが、やはり理想は安定した長期雇用です。
ただえさえ人手が足りず雇用が難しい農業の中で長期雇用ができるとしたら安定した経営に繋がるでしょう。
ハウス栽培の特徴
農業でテクノロジーの恩恵を最も受けやすいのがハウス栽培です。最近では目覚ましい進化をとげています。はだ農園では先進のAI技術は取り入れていませんが長年のハウス栽培の経験をふまえながら紹介していきます。
ハウス栽培のメリット
天候に左右されにくい
ハウス栽培では余程の自然災害でない限り影響は受けません。それが露地栽培との大きな違いです。つまり作物をコントロールしやすいということです。温度や湿度、水分量から二酸化炭素濃度までAIを駆使すれば思いのままです。
その分繊細な技術と知識も求められます。いかにAIを使おうとも自身の理解力がないと宝の持ち腐れです。ハウス栽培こそ自分の実力が出ると思います。
少ない面積で大きな収入が見込める
これもハウス栽培の大きなメリットです。コントロールしやすい分、品質・収量共に露地栽培より大きく向上します。さらに災害へさらされることもないので収獲期間も長いです。
同じ面積でもハウス栽培では多い果菜類では平均として倍以上は収入が違うと思います。
雇用しやすい
ハウス栽培はとにかく年中仕事があります。温度もコントロールできるということは冬でも夏の作物を作れるということです。実際はだ農園では冬に夏が『旬』のきゅうりを栽培しています。それどころか365日ずっときゅうりを育て収穫しています。
ですので長期雇用しやすく労働力が確保しやすいです。
ハウス栽培のデメリット
初期費用が高い
ハウス栽培はいいことずくめにみえるかもしれませんが、ランニングコストが高いです。ですが国からハウスを建設するにあたり補助があります!…でも高いです。
10aのAI採用設備のハウス建てて水を確保して農機具用意したら補助があっても手出し1000万なんてざらです。しかも10aじゃ生活は厳しいです。
ハウス栽培は建てて始めたらそう簡単には辞めることができません。長期でハウスの資金を返済しつつ利益を上げ生活しなくてはいけないので、始めるときの不安は誰しもあるものだと思います。
災害で被害にあったら甚大
いくら頑丈に建設しても所詮人が作ったものです。自然の脅威や経年劣化には敵いません。借金してハウスを建てて収益を稼いでも時が経つと修復でお金が必要。しっかり計画を立てていないと、なんのために収益を上げているのか分からなくなります。
自然災害でハウスが全壊しようもんならどうしようもないです。いくら計画を立てても自然相手の仕事ですので何が起きるか分かりません。
休みがとりにくい
ハウス栽培の中でも果菜類に多いことですが、そこそこの面積を持つと管理と収穫が長期にわたり続くので休みがとりにくいです。どんな天候でも作業可能なのがハウス栽培のいいとこですからね。
一見良さそうに見えますが、大雨の日には本当は休みたいんです。私は!!(笑)。ハウスがあるおかげ(せい?)で仕事がないことはないです。
私がおススメする栽培方法
最初に述べた通りどっちがいいということではありません。しかしそれぞれに飛躍する可能性はあります。とにかく始めるならローリスクハイリターンを目指しましょう!
おススメの露地栽培方法
結論、単価が高い露地野菜は最強です。実現できれば、経費が少なくて利益が多いんですからね。
そのために商品をブランディングすることが求められます。ブランディングといったら難しそうな気もしますがそうでもないんですよ。
例えば、地域で大人数で栽培し産地化(独自の名前を付ける)し量を確保するやり方や手間やお金をかけ品質をあげるやり方もあります。有機栽培などで収量は少なくなるものの希少価値を見出すのもそうでしょう。
ブランディングと言っても量・質・価値など様々な方向性があります。露地栽培で収益を上げるならブランディングは必須です。
露地栽培ではまずは自分がどの方向性でいくのか決めてから始めることをお勧めします。ただ単に始めた露地野菜ほど悲惨なものはありません。
おススメのハウス栽培方法
結論、ハウス栽培は収量が全てです。環境をコントロールしやすいため露地栽培で作れない時期に栽培し高単価が見込めたり、高品質を長期的に保ちやすいのはハウス栽培なら確実にできることです。
ですので収益を上げるにはいかに収量を確保するかということです。栽培技術が物を言うハウス栽培、トップレベルの方は普通の人の2倍の収量を上げます。同じ面積で年収2倍ということです。
私が思うにハウス栽培は面積を拡大するよりも優先順位としては収量を増やす栽培技術を身につけてほしいです。
ハウス栽培をしている方からまず聞かれることは面積当たりの収量です。結局皆さんいきつく先はそこなんです。
ただ初期投資が高いのがハウス栽培のネックです。条件は限られてきますが、もし近くに借りれるハウスがあるなら是非活用してください。栽培技術が未熟な初期に莫大な借金を抱えハウスを建てるのは大きなリスクを生じます。ハウスが借りれるなんて好条件はあまりないかもしれませんが、もし可能なら絶対におススメします。
まとめ
露地栽培とハウス栽培のそれぞれの特徴をお分かりできたでしょうか。実際の私の経験も踏まえていますのでリアルだったのではないかと思います。
農業を始める方の想いや場所や地域性などでどちらにするか決まるので、それに関しては私はアドバイスすることはできても確定することはできません。
どちらにせよ、自分がどういう農家を目指すかを考えていけば自ずと方向性は見えてくると思います。
方向性を持てればどちらも必ず利益は出ますよ(^^)v
質問や感想がございましたら是非コメント欄へよろしくお願いします。
それでは、また。


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