こんにちは、はだ農園です。
ガソリンが高騰したり、電力が足りなくなったりほんとに不安な世の中ですよね。農業の資材も例外なく値上がりしています。というよりも値上がりしてないものはないんじゃないかと思うぐらいです。かと言って農産物は高くならないし、ほんとに困ります。
すみません。思わず愚痴が出てしまいました(笑)。
さて今回は家庭菜園を始めたのはいいものの壁に当たってしまった方へお話ししようかなと思います。私も何でも知っているというわけではありませんが、作物に関する基本的な知識は知っているつもりです。…多分(笑)。
ですのでネットで検索したら出てくる家庭菜園の悩みランキングTOP3を農家なりに解説と対策をお話ししていきます。ただ対策を言うのも面白みがないので初級、中級、上級に分けてお話ししていきたいと思います。
それでは参りましょう。
第1位 害虫の被害
作物を育てる上で避けては通れない問題ですよね。対策を調べてみたのはいいもののなかなか結果が出ないということも少なくないと思います。
初級編
まずは虫を寄せつけないことが大事ですね。シンプルに虫が野菜に触れないようにすればいいんです。どうするかというと『防虫ネット』や『ビニール』を使います。ちょっと手間がかかりますが、野菜の上に竹や支柱でアーチを作りその上に薄いネットを張ります。そうすることで、物理的に虫が入らないということです。
ですが、春先では直射日光が当たりにくく発育が遅れたり、風に弱くめくれたり、ビニールでしたら空気がこもるので暑くなりすぎることもあります。簡単ではありますが管理はこまめにしないといけません。
それでも虫がついてしまったら農薬をかけるか、手で捕るかということになります。
中級編
ネットも張らず、農薬もかけたくない、ましてや手で捕るなんてありえないという方は作ってみましょう。『手作り安全農薬』を!
安全な農薬とは分かりやすく言うと人が口にできるものだけで作る農薬です。はっきり言って私は作ったことがありません。ネットでは何種類も作り方が載っていて皆さんも悩むと思います。
そこで考えました。結論を言いますと、どうせ食べられるものだけ入れるんだから、思いつく刺激物を全部混ぜればいいんじゃないかと(笑)。
虫が苦手な焼酎と酢をベースとして、唐辛子・ニンニク・タバスコ・よもぎ・しょうが・ワサビなど思いつく辛い、臭い、苦いものを混ぜて漬け込んでみましょう。そしてそれを水で薄めて霧吹きで予防・対策として使いましょう。殺虫剤ではないので、嫌がって寄せつけないというイメージです。
注意点としては、雨が降ると効き目が著しく落ちるので、天候を気にしながらかけてください。それと甘いものや果汁(はちみつ、レモンなど)は逆に虫が寄ってくるかもしれないので入れない方がいいと思います。
上級編
これができている人はもうこの先読まなくていいと思います。それは『究極の土づくり』です。最高の土で最高の環境を作り、しっかりとした根を張らせて健全な作物を作る。そうすれば、微生物の働きや植物が本来持っている抵抗性で虫に負けない、らしいです。個人的には信じがたい話しですが、そういうやり方もあると聞いたことがあるます。
興味のある方は、中級編と同時に土にもこだわってみてはいかがでしょう。
第2位 作物の成長
植えたはいいものの芽が出ないとか大きくならない、または成長が止まるなど作物の成長で悩んでいる方もおられるんじゃないでしょうか。それにも必ず原因があります。
ここでは葉物類や根菜類に多い悩みだと思いますので、そこを中心に書いていきたいと思います。
初級編
作物が育ちやすい環境を目に見える形で整えましょう。まずは草取りです。作物が育つ上で雑草は天敵です。作物が大きくなってからは仕方ないとしても小さい時の雑草は作物の成長を著しく阻害します。
雑草は虫の住処にもなりますし、何よりも作物に大事な養分や水分を吸い上げてしまいます。作物を大きくするために雑草はなるべく取り除きましょう。
株間も大事です。株間とは作物と作物の間隔のことです。それぞれの作物に適切な株間があるので、植える前に把握して植えましょう。
連作にも気を付けて下さい。同じ場所に同じ作物を植え続けるとだんだんと品質が低下してきます。それは土がダメになるというよりは、土の中の微生物に偏りが出てくるためです。微生物も作物の好みがあります。ですので、堆肥を撒いて微生物を活性化させて土壌改良をしたり、前回と違う作物を植えてみたりしてはいかがでしょうか。
中級編
作物によって必要な養分も違います。ですので少なかったり過剰にならないように元肥の施肥量を作物ごと変えてみましょう。葉物類・根菜類はさほど多くなくていいと思います。逆に果菜類は多めでいいと思います。
また葉物類・根菜類は生育途中で草取りをする際に、同時に追肥と土寄せをしましょう。まず追肥を撒いて雑草を土ごと草削鍬や畝立て機などを使って作物の根元に土を寄せます。畝を作ることで畑の排水もよくなり水あたりがなくなったり、根菜類では根の部分を隠し大きく成長させる手助けとなるので大事な作業です。それを雨が降る5日前ぐらいにすると雑草も枯れた上で肥料も溶け出します。雨の直前にすると肥料はすぐ溶けるのですが雑草が生き返ってしまうので注意してください。
上級編
ここでも虫の被害の上級編と同様に土づくりにが重要となります。上質な土を作ることで団粒構造を作り排水が良く根が張りやすい環境を作ることができます。そしたら作物は雑草にも負けずすくすくと育ちます。
マルチを張ることもおススメです。マルチを張ると雑草が生えてきません。畝を立てマルチを張り穴を開けて作物を植えます。作物ごとの穴の開いたマルチも販売されています。ただ大根や長ネギなど長いものは基本的に土寄せが必要となるのでマルチには向きません。
他にマルチの注意点としてはマルチをしたら収穫までめくることはないので最初の施肥量だったり、土の水分量をある程度計算する必要があります。計算と言っても家庭菜園程度でしたら経験による感覚でいいんじゃないでしょうか。
第3位 収穫量が少ない
家庭菜園の醍醐味はやっぱり収穫ですよね。今までの苦労が報われる瞬間です。ですが量が少ないとガッカリしますよね。是非参考にして頂いて食べきれないほど作り周りの人に配りましょう。
収穫量に関しては果菜類に多い悩みだと思いますので、そこを中心に書かせて頂きます。
初級編
果菜類は家庭菜園のレベルが一気にアップします。先ほど上級編で出てきたマルチを張るということは、ここでは初級となります。果菜類はマルチをすることで格段に栽培しやすくなります。果菜類はとにかく水の確保です。マルチをすることで水分の蒸発をさけて下さい。できるだけ、いや必ずマルチをしましょう。
そして元肥はリン酸を多めに入れて下さい。または、普通の肥料にリン酸肥料を追加して下さい。リン酸は『実肥え』と言われ花をつけたり実を成熟させることに深く関わってきます。また果菜類に特徴的な枝の成長にもリン酸は深い関係があります。果菜類にとってリン酸の補給は必要不可欠なのです。
中級編
リン酸など定期的な栄養補給を目的とした葉面散布も収穫量に大きく関わってきます。花を作り、実を成らせ、実を大きくする、元肥による根の栄養補給だけでは追いつかず、花や実が落ちてしまうことがあります。その際に即効性のある葉面散布で葉からの栄養補給も行えば、すべての花を実に変えて大きくすることができ、収穫量に大きな差がでてきます。
果菜類は虫だけではなく菌類にも注意してください。うどんこ病、べと病などひどくなると新しい枝が出てこずに成長が止まります。樹勢が落ちた時にでやすいので、なるべく樹勢を落とさないようにしましょう。もし症状が出たら農薬散布しかありませんが、ひどくなったら農薬でも抑えるのが難しいです。
上級編
果菜類の上級ともなってくるとレベルが違います。ずばり栄養成長と生殖成長のバランスをとることです。栄養成長とは、作物の本体(枝や葉)が成長すること、生殖成長とは花や実が成長することです。このバランスがとれている限り、枝は伸び続けますし、実は成り続けます。
ですが、バランスを維持するためには様々な工夫が必要です。
栄養成長で言うと、せん定や葉かぎをしなくてはなりません。多くの枝や葉が密集していると栄養の取り合いとなり枝の成長の妨げとなります。枝が伸びないと新しい実ができません。ですから、枝や葉を適度に取り除き残した枝に栄養を集中させます。
生殖成長で言うと、芽摘みをします。伸びた枝を途中で折ってわざと栄養成長を止める技術です。枝を止めると作物は生殖成長に傾きます。栄養の行く先が枝ではなく実の方に変わるからです。
この性質を利用して栄養成長と生殖成長のバランスをとります。
また、葉面散布を加えることで樹勢の維持、実の肥大の促進など作物全体をサポートすることができます。
よく勘違いされるのが実がいっぱいなっているといいように見えるのですが、それは肥大が遅く収穫の展開スピードが遅いという可能性もあります。そのような時は、その後に一気に負担がかかりますので注意して下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか。家庭菜園は簡単に始めることもできますが、たくさん収穫しようとするとお金や手間がかかります。でもたくさん採れた時にはすごく楽しく報われた気がします。
たかが家庭菜園、されど家庭菜園!
ぜひ皆さんにも、たくさん収穫して頂いて作物の無限の可能性を感じて頂きたいです。
質問や感想がございましたら是非コメント欄へよろしくお願いします。
それでは、また。


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