はだ農園

針尾汐風みかん



農家の切実な悩み~跡継ぎ問題~に思うこと

こんにちは、はだ農園です。

花粉症持ちの私ですが、今年はほとんど症状がでません。そんな幸せを噛みしめながら日々を過ごしております。

さて今回は、農家の後継ぎ問題についてお話ししてみようかなと思います。

以前から私は『跡継ぎ』という制度に違和感を感じていました。否定するとかそういうのではないんですが、このままじゃ農家はなくなってしまうんじゃないかと思っています。

かなり私の偏見も入っていますが、独り言のように綴らせていただきます(笑)。

いずれ農家がなくなる4つの必然的な理由

ほんとに嫌なタイトルですよね。でも考えれば考えるほど、そう思ってしまうんです。儲けとか労働環境とかの問題ではなく、どうしようもない理由があるんじゃないかと思っています。では、1つずつ説明していきたいと思います。

就職として農業を選んでくれる

まずこれなんです。昔は地方の人は交通手段がなかったので地元で跡継ぎがほとんどだったんでしょうが今は仕事が選び放題です。それは跡継ぎも選択肢の1つという認識になってしまいますよね。

また農家あるあるなんですが小さい頃から農業を見すぎていて大変だなって思ってしまいがちです。でもこれは農業だからというわけではなく、何の仕事でも近くでずっと見てたら同じ気持ちになると思います。

お嫁さんをもらう

つまり結婚です。4人に1人は生涯未婚の今の時代結婚したいと思ってもそんな思い通りにはいかないですよね。住む場所も同居や実家に近い場所が多いので何かと大変と思います。

また農家は忙しくて休みがないというイメージがあるので相手方の親御さんも心配されるケースもあります。まさに私がそうでした。ですから昔と違い今の農家のイメージを変えるために日々発信してるんですけどね(笑)。

子供が生まれる

ようするに次に跡を継いでくれるかもしれない後継者です。子供なんて奇跡で産まれてくるのにここに必然性を求められてもたまったもんじゃないですよね。こればっかりは神のみぞ知るです。

長男誕生

これもほんとどうしようもないですよね。書いてて憤りすら感じてきます。誰も口にしないですが何となく周りからのプレッシャーを感じたりもします(笑)。妻にはほんと申し訳ないです。

今の時代女性が跡継ぎになることもありますが、可能性があるというだけでその数は多くないように思います。跡を継いでくれるだけで嬉しい気もするんですけどね。

農業を絶やさないためには上記の4つをずっと繰り返していかなければいけないんです。まさに確率の低すぎる無限ループです。この仕組みでは先細り間違いなしです。

だったら、新規就農者に譲渡するという手があるんじゃないかと思う方もいるでしょうが、これも一筋縄ではいかないんです。

他人に譲渡しにくい3つの理由

私も今まで多くの農家の方にお会いしてきましたが、他人に譲渡したという方に出会ったことは1度もありません。それにも農家または地方ならではの理由があると思います。

仕事場が自宅または自宅周辺であること

土地は先祖代々受け継いできたものです。貸すならともかく譲渡となると気が引けます。また自分が取得した土地ならまだ気持ちの整理がつくのですが、先祖が購入した土地を自分が手放すのは悪い気しかしないです。身内ならまだしも他人に譲渡することは考えにくいです。

また仕事場が家から近すぎるため譲渡したとしても目につきます。何かモヤモヤしますよね。これに関しては私も同意します。

地域のコミュニティ

農業は地域性があるので周りも農家のことが非常に多いです。現状では離農する農家は周りの農家に託すことが多いです。しかし、この場合地域の農業面積は変わりませんが農家戸数は減少します。これではいつか終わってしまうんです。かと言って他人に譲渡すると周りの目が気になります。良くも悪くも昔からの地域のコミュニティはとても深いものがあります。

他人を信用できない

これが1番大きいかもしれないですね。個人的な失敗ならまだしも地域に迷惑をかけたりしたら譲渡した人も責任を問われます。また農業がうまくできなかったと言って土地を別の形で活用されたら困りますよね。そういう面倒ごとになりたくないから他人に譲渡できないんだと思います。

まとめ

農家さんや地域の方々が今の時代に合った考え方を持てば農業はずっと続く産業だと思います。

これからの農業は企業や法人化が増えてくると思います。ですから農家さんも1つの会社という自覚をもって跡継ぎを自分の子供だけという考えではなく、自分の会社で働いてくれている人に渡すという意識が必要になってくるかもしれません。

また跡を継ぐ方にはにはとにかく家庭をもってほしいです。そのためにもこうして農業の素晴らしさを発信し続けていきたいと思います。

質問や感想がございましたら是非コメント欄へよろしくお願いします。

それでは、また。


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